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スフィンクスから望むギザの町 |
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ピラミッドとスフィンクスの里，ギザ |
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ギザの三大ピラミッド。左からクフ王の大ピラミッド，中央がカフラー王のピラミッド，右がメンカウラー王のピラミッド。ここに来たららくだに乗った記念撮影がお決まり |
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ピラミッドといえば守り神のスフィンクスが付きもの。スフィンクスの前足の間には古代の石版「夢の碑文」がある。これには，トトメス４世が王子の時にここで昼寝をしていると夢にスフィンクスが現れ「私を掘り起こしてくれたら王にしてあげる」と言い、掘り起こした後数年して王になったと言う話が記してある |
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スフィンクスのお尻からカフラー王のみ等ミッドを望む。ところで，スフィンクスは何となくピラミッドの守り神というイメージで見ていたが，何年か前にアメリカのディスカバリーチャンネルでスフィンクスの製造年代について放送していた。詳細は覚えていないが，その番組によると，スフィンクスは紀元前9000年頃にはライオンの頭の部分のみが地上に出ていた。つまりピラミッドより遙かに古いというのだ。そのころのエジプトは現在のプラジルのような熱帯雨林だったそうだ。その後，体の部分を岩盤を掘り下げて作り，古代エジプトの王朝時代にライオンの頭部をファラオの顔に作り替えたという。ファラオが代わるたびに顔を直したので，スフィンクスは体の割に顔がやたらと小さいのだという。スフィンクスの年代がピラミッドより古い証拠として，スフィンクスの周囲の岩盤には雨で浸食された後があるという。この写真でおわかりだろうか？ |
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ところで，それではスフィンクスはいったい何のためにあるのか？ ギリシャ神話に出てくるスフィンクスは通行人になぞなぞを出すと言うだけあって，スフィンクス自体にも謎が多い |
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何度も作り直されてすっかり小顔になったと言われるスフィンクス。現在の顔はカフラー王の物と言われる |
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スフィンクスを正面から見ると，背後にツーショットで写るのがこのカフラー王のピラミッド。このピラミッドは頂上付近に建設当時の化粧石が残っており，もっとも美しく大きいピラミッドとして観光客に人気がある |
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クフ王の大ピラミッド。位置的な関係か，見た目にはカフラー王のピラミッドが一番大きく見えるが，実際はこのピラミッドが最大 |
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メンカウラー王のピラミッド。三大ピラミッドと言っても他の２つと比べずいぶん小さく，ツアー客も訪れない。ピラミッドの大きさの違いは建造当時の王の権力の大きさを反映しているという説と，天空のオリオン座の三つ星を地上に移したという説がある。たしかに三大ピラミッドの大きさや位置関係はオリオンの三つ星によく似ている。傍らに小さな王妃のピラミッドが三基あるところまでそっくりだ |
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三大ピラミッドの周囲は葬祭殿，参道，スフィンクス神殿，カフラー王の河岸神殿など複合的建造物でギザのピラミッドコンプレックスを構成している |
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脊柱から望むスフィンクス |
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石の門からカフラー王のピラミッドを望む |
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セティ一世神殿，ラムセス二世神殿もこれらと似た形式で巨石を使っているという |
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ダハシュールのスネフェル王の屈折ピラミッド。異形のピラミッドだ |
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スネフェル王は３基もピラミッドを建造したことで知られる。ピラミッドの下部はこのような状況でピラミッドの石がゴロゴロ |
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スネフェル王の赤のピラミッド。夕日に赤く映えるのでこの名がある。こちらは真正ピラミッド |
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ダハシュールのアメネムハット三世の崩れというより崩壊ピラミッド「黒のピラミッド」。もとは真正ピラミッドだったらしい。一般に崩れピラミッドと言えばメイドムにある前出のスネフェル王のものが有名で，こちらはもとは階段ピラミッド |
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サッカラのジョセル王の階段ピラミッド。天才建築家と言われるイムヘテプの設計と言われる |
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ジョセル王の階段ピラミッドを中心としてサッカラのピラミッドコンプレックスを構成している |
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ピラミッドコンプレックスの中に入るとこのような柱廊になっている |
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建物の色と緑が美しい |
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夜の町並み |
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ツタンカーメン（トゥトゥエンクアメンというらしい）王の秘宝で有名なカイロの考古学博物館 |
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博物館の前庭にはエジプトを象徴する植物，パピルスとロータスが植えられている |
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ロータスは，日本で言うところの睡蓮。ちょっと活きが悪くて… |
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移動するバスの車窓から見たカイロ |
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メンフィスのラムセス二世の巨像。人物との対比でその大きさがわかる |
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ラムセス二世の立像 |
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アラバスターのスフィンクス。大スフィンクスと異なり，こちらは頭部と胴体のバランスがよい |
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カイロで見かけたリュウゼツランのような植物 |
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石の写真ばかり続くと殺伐とするので息抜きに植物の写真を！ |
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エジプトの代表的植物と言えばセシュン（睡蓮）とパピルス，それにイチジクだが，これらは今回見かけたその他の植物 |
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何れもエジプトの植物かどうかわからない |
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エジプトで植物を見たければナイルのクルージングツアーでアスワンに行き，キッチーナ島の植物園に行くと良いそうだ |
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ナイル川の小クルージング。シラサギは日本にいるやつとよく似ている |
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ナイル川沿いにある民家 |
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さすがに川沿いは植物が多い |
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彼方に見える風景はやはりエジプトだ |
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ルクソール神殿は，豊穣を祈って行われたオペト祭のために建てられた神殿で，カルナック神殿のサブだった |
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オベリスクと列ぶラムセス二世像。かつてオベリスクは向かって右にもう一本建っていたが，今はパリのコンコルド広場にある |
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ラムセス二世像の他，列柱廊も見物 |
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夜は昼間と違った風情がある |
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ルクソール神殿の壁にいたヤモリ |
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ルクソール西岸のメムノンの巨像。もともとこの像は朝日が当たると「キーン」と音を発したが，ローマ時代の修理の結果音が出なくなったといわれてい
る |
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ハトシェプスト女王の葬祭殿。ルクソール西岸ではひときわ目を引く立派な葬祭殿だ |
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ルクソール（古代の大都市テーベ）の観光の目玉，カルナック神殿。アメン大神殿，ムト神殿，コンス神殿などからなる巨大な神殿群だ |
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神殿の中には植物園や動物園と場所もある |
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ここは保存状態も良く，天井や彩色のレリーフも残っている |
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神殿には列柱の他多数の像が列ぶ |
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アメン大神殿にはハトシェプスト女王とトトメス三世のオベリスクなどがある |
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オベリスク近影 |
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第二塔門を抜けると大列柱室 |
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ムハンマド・アリ・モスクはカイロでも人気の高い観光スポットだ。複数のドーム天井や尖塔を持つトルコ様式のモスク |
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モスクの内部にはシャンデリアとランプが幾重にも円を描いて下がり，とても美しい |
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ドーム天井の装飾も見事だが，残念ながら手ぶれ |
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このモスクがあるシタデルの丘の上からカイロ市内が見渡せる。右のドームはスルタン・ハッサン・モスク |
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シタデルの丘からカイロの市街を望む |
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手前は歴史的建物が並ぶが，遠方には近代的都市カイロが見える |
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近代的な高層ビル群 |
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カイロの町に別れを告げる時が近づく |
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ギザ，とルクソールを中心とした旅を終え，帰路につく |
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帰路の飛行機から。場所はどこかわからない |
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空の色が美しい |
